リドヴォーでシャンパーニュ。

ちょっと珍しい病気になってしまったコピーライターの日記です。

2019-01-01から1年間の記事一覧

日々蓄積してゆく毒素をすっきりと。石坂浩二も八千草薫もいない「やすらぎの里」

1泊2日のデトックス体験ステイへ 伊豆高原の断食施設、やすらぎの里 大人の女は、デトックスが好きだ。 いや、性別に関係なく、ある程度年齢を重ねると 自分の身体に毒素が溜まっていることを自覚する。 特に、希少がんの一種に罹っていることを知ってから、…

元気に仕事ができるクリスマスの朝、心からの感謝を☆彡

今週のお題「クリスマス」 これは昨年のクリスマスの食卓。今年はさらに手抜きになる予定。 6時半に起きて朝食をつくり、娘を送り出して洗濯機をまわし、 8時40 分からラジオ体操。 9時前には自室のデスクについて、コーヒーを飲みながらPCを立ち上げる。 こ…

怒りっぽい人ほど、がんになりやすい?あるアナウンサーの記憶・・・

朝5時起きでお台場に通っていたときのこと 最近フリーになった男性アナウンサーが、悪性リンパ腫と診断されたそうだ。 かなり前のことになるが、私はその人と 仕事の現場で毎日のように顔を合わせていたことがある。 その頃私は、朝の情報番組の中で流され…

リドヴォーでシャンパーニュ…ではなく、マディラワインの夜。

銀座のフレンチでバースデーディナー 12月14日。 銀座の「TIERRY MARX DINING」で、誕生日を祝ってもらった。 リドヴォーのフリカッセ プリフィックスコースのオードブルには、 このブログのタイトルになっているリドヴォーの料理を選んだ。 仔牛の胸腺肉の…

がんは自分で治せる? 正直わからないけれど、希望だけはもらっておこう( `ー´)ノ

がんが自然に治った人、こんなにいるんだ この年になると、身のまわりにも、 ちらほらとがんの経験者が増えてくる。 その中のひとりがFBにあげていたのがこの本。 ケリー・ターナー著・長田美穂訳「がんが自然に治る生き方」 サブタイトルは、「余命宣告から…

病気だって、ネーミングが大切。コピーライターとして思ったこと。

「お~い お茶」はもともと「缶煎茶」というネーミングだった コピーライターの仕事にはいろいろあって、ネーミングもその1つ。 ブランド名、商品名、会社名、サービスの名称などなど、 私も時々依頼を受けることがある。 何か商品を世の中に出そうというと…

今夜のビーフシチュー、焼きたてのバゲットとともに

駒込界隈でいちばん好きなパン屋さん。 焼きたてバゲットは幸せの香り 炊きたてごはんの匂いも捨てがたいけれど、 やはり一番しあわせ感にあふれているのは、 焼きたてのパンの香りでしょう! 最近は小麦食のデメリットが盛んに言われているせいもあり、 な…

年末恒例の喪中はがきを見て、まだまだ死んでる場合じゃないぞーと自分に喝を入れる師走の一日

筆力高めの闘病ブログにやられてしまい・・・ 昨日は久しぶりに、一日中うつうつとしていた。 きっかけは、ある闘病ブログをうっかり読んでしまったこと。 スキルス性の胃がんで夫を亡くした女性の日記だったが、 たまたま目に入ったのが、壮絶な最後の日を…

イケメン欠乏気味の朝ドラ「スカーレット」がじわじわと気持ちよくなってきたワケを肉的視点から考察する

今週のお題「いい肉」 最近食べた美味しい肉料理の手持ち画像を探したら、9月までさかのぼってしまった。 週に何回、お肉を食べる? 肉料理の王様といえば、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉? 皆さんは、週に何回位牛肉を食べますか? 我が家ではせ…

紅葉を眺めつつ甘酒、そして「はちみつシナモン」

11月28日、雨上がりの六義園 今週のお題「紅葉」 六義園の紅葉は日に日に鮮やかに これは昨日の夕方、雨上がりの六義園の紅葉。 前日よりもさらに色鮮やかで、 茶屋で熱い甘酒をすすりながら眺めていると、 しみじみ幸せな気持ちになったんだ。 そこで今日は…

今年の紅葉がひときわ美しく見える、あくまでも個人的な理由

六義園・昼間の紅葉 今週のお題「紅葉」 物事には2つの面がある。 1つは「良い面」、もう1つは「それほど悪くない面」だ。 病気が発覚してすぐの頃に読み返した、 村上春樹の「1Q84」に登場する 変わり者の編集者の口癖が、冒頭の一文。 まあ、シニカルな楽…

ちょうどいいペースで働けている。やっぱり、仕事運は最強かも。

今日は朝から、某美容カタログのコピーを黙々と書いている。 10年来のレギュラー仕事だけど、働けることのうれしさをしみじみと…。 フリーランス20年にして、こんな新鮮な気分が味わえるのは、 「死」を意識し始めたおかげかもしれない。 病気が発覚してから…

バケットリストを実行したい。いや、まだ棺桶には入らないけど

成長しないで欲しいもの。 成長するって、素晴らしいこと、喜ぶべきこと。 でも、こと病気になると事情はちょっと違う。 希少がんの一種「胸腺腫」の疑いを指摘されて約1ヵ月。 ほぼその診断で間違いなさそうということで、 入院・手術の申し込みはしたもの…

外来のち、築地場外でちらし寿司(ビールは我慢)

病院のすぐそばには築地場外市場。いつも賑わっている。 検査結果にどきどき、2回目の外来 病院に向かう日比谷線の車内で、中吊りのキャッチコピーに心をつかまれた。 「努力か、才能か、いや体調だ」 宮沢氷魚のビジュアル、「ボディメンテ」の広告。 体調…

静岡県熱海市梅園町。引っ越し11回目にして、本当に「住みたい街」に住む!

「引っ越し貧乏」の星のもとに生まれて 駒込の自慢は六義園。これから紅葉のシーズン 引っ越しが好き。街の不動産屋が好き。不動産検索サイトで間取り図を眺めるのが好き。これはほとんど趣味というより、宿痾(しゅくあ)みたいなものかもしれない。 生まれ…

病は「創生の苦しみ」?なんだかちょっと宗教チックだけど

94歳の占い師、鈴木昶園先生とのセッションは、 姓名判断から始まった。 実は私は、2つの名前を使い分けている。 仕事やプライベートのほとんどは旧姓、 娘の学校関係や公の書類のみ、結婚後の姓。 つまり、旧姓の方が自分の運勢により影響を与えていると思…

藁にもすがる思いで、易占に。

胸腺腫・胸腺がんの疑い。 人間ドックの報告書にさりげなく書かれた、不穏な一行。 すべてのはじまりは、ここだった。 それから、国立がんセンターを受診するまでの1週間は、 永遠のように長く、気持ちがアップダウンを繰り返し、 じたばた、悶々と、落ち着…

「リドヴォー」、シャンパンに合いそう!

胸腺に腫瘍がある、と聞かされたとき、 酒好きで食い意地が張った私の脳裏に 最初に思い浮かんだのが「リドヴォー」。 つまり、フレンチでたまに出てくる「仔牛の胸腺」料理だった。 とはいうものの、この中途半端に長い人生の中で、 リドヴォーを食べた経験…

「希少がん」がいっぱい。

まずは順天堂医院に行ってみようと決めてから、 改めてネットを調べてみると、 国立がん研究センターに 「希少がんセンター」というものがあることがわかった。 今まで、身の回りでかかる人の多いがんといえば、 胃がん、肺がん、乳がん、大腸がん、子宮がん…

え!わたし、「がん」なの!?

突然ですが、「胸腺腫」という病気をご存知でしょうか。 いわゆる「希少がん」のひとつで、 人口10万人あたり0.44から0.68人が罹患するといわれています。 (国立がん研究センター 希少がんセンターホームページより) 2019年11月5日、私はその胸腺腫と診断…

88まで生きるつもりだったのに!!

人生の折り返し記念に買ったもの 44歳の誕生日に、銀座のミキモト本店で真珠のネックレスを買った。 100万円を少し切る、人生で家(と保険)に次ぐ高額の買い物。 クレジットカードの限度額を超えていたので、 お店からカード会社に電話をして交渉し、やっと…