リドヴォーでシャンパーニュ。

ちょっと珍しい病気になってしまったコピーライターの日記です。

がんは自分で治せる? 正直わからないけれど、希望だけはもらっておこう( `ー´)ノ

がんが自然に治った人、こんなにいるんだ

 

この年になると、身のまわりにも、

ちらほらとがんの経験者が増えてくる。

 

その中のひとりがFBにあげていたのがこの本。

 

ケリー・ターナー著・長田美穂訳「がんが自然に治る生き方」

サブタイトルは、「余命宣告から『劇的な寛解』に至った人たちが

実践している9つのこと」。

 

books.rakuten.co.jp

 

しかしこの本の真骨頂は、実は「訳者あとがき」にあると、私は思う。

長田美穂さんは、この本の翻訳を手がける前に

末期の乳がんと診断されていた。

実質的な余命宣告を受けた中で、

「がんを克服した事例」について文献を探しまくった結果見つけたのが、

ケリー・ターナーさんがカリフォルニア大学に提出したこの博士論文だったという。

 

長田さんは、こう記している。

「ここに登場する人々は、何をして治ったのか?

それを突き詰めると、『自分をどう変えたか』ということだった」

 

食事を変えるにせよ、サプリメントに頼るにせよ、

さまざまな代替療法を信じるにせよ、

結局、それは「人それぞれ」なんだと。

「自分の生き方」を手探りで探すことこそが、

病を克服するための最良のメソッドなのだと。

 

占いの結果との不思議な符号

 

私が胸腺腫の診断を受けて、藁にもすがる思いで易占を受けたとき、

占い師から授けられたのは「創生のくるしみ」という言葉だった。

 

そうか、ここにつながっていたのかもしれないな。

 

この本に登場する食事療法やメンタルケアは

参考になるところはたくさんあるけれど、

それをそのままなぞるのではなく、

自分なりにカスタマイズしていこう。

 

残念なことに、訳者の長田美穂さんは2015年、48歳で亡くなられていた。

彼女は最後にこう綴っている。

「もしこの本をずっと以前に読んで、

身体と心のあり方をちゃんと感じ取っていたら、

こんなことにはならなかっただろうと思った」

 

辛い言葉だが、残された私たちにはまだ時間がある。

自分の直感を大切に、今までの生き方や考え方を見直して

少しでも明るい方へ歩いて行こう。