リドヴォーでシャンパーニュ。

ちょっと珍しい病気になってしまったコピーライターの日記です。

胸腺腫

術後一年検診の結果と蕎麦ミシュラン

先日のCT撮影日とはうってかわって、快晴の東京。 術後一年検診の結果を聞きに、再び築地へ。 今日の院内はそれなりの混み具合。 とはいえ、外来での待ち時間は5分程度で ハンサム熊さんドクターの診察室へ。 「半年ぶりですね。体調はいかがですか?」 「は…

術後一年検診。ビールもケーキもぐっと我慢

雪がまじった冷たい雨の中、久しぶりに築地に向かう。 術後一年検診で、血液検査とCT撮影。 予約したのは半年前だったので、 CTの承諾書やら国がんの保険証やらをあたふたと確認し、 16時の予約に十分間に合うように出発。 採血コーナーには人気がほとんどな…

わたしは錆びた1本の管

さすがに検査当日はお酒ご法度。明日のお楽しみ~ 人生初・内視鏡検査が無事終了。 昨年、胸腺腫が発覚して CTやらPETやらいろいろと検査はしたものの、 消化器系の病変は見つかりにくいと聞いていたので、 一念発起! どうせなら一度に済ませておこうと、 …

見つけてくれて、ありがとう

患者会の「Zoom おしゃべり会」に初めて参加。 「胸腺腫」は20万人に1人といわれる希少がんなので、 同じ経験をした方に会うことはなかなかないし、 病院選びや治療に関する情報も集めづらい。 その結果、とても深刻な状況に陥ってしまう方の多さに、改めて…

こんなお宿でリモートワークしたい!「里山十帖」

そうだ、温泉行こう 退院から一月半。 手術の傷もだいぶ目立たなくなってきたので、 じんわりと閉塞感漂う東京を抜け出し、 1泊2日の温泉旅へ。 ヘルシーな料理と、 『なーんにもしない』を満喫できる宿がいいなーと思っていたところ、 ふと目に入ったのが、…

初めての「がん友」に遭遇した夜。

酒とつまみと病気のことと・・・ 大塚「まるま」にて 先週末、ちょっと不思議な飲み会に参加した。 場所は大塚駅そばの、美味しい日本酒と それに合うおつまみが楽しめる、雰囲気のいい居酒屋だ。 retty.me 集ったのは、男女それぞれふたりずつ。 といっても…

数字に弱いフリーランスは、ホワイトデーに向けてブルーになる。その理由はもちろん…

3月15日に向けて、日に日にブルーになるフリーランサー フリーランスで働く者にとって、 特に、数字に弱く経理作業を大の苦手とするものにとって、 もっとも憂鬱なタスク、それが確定申告。 年が明け、クライアントから支払調書が続々と届くようになると、 …

「がん保険やめようかな~」と迷っていたら、がんになった話。

がん保険加入率は30~40%前後 がん保険に加入している人って、どのくらいいるんだろう? ふと気になって調べてみたら、がん保険・がん特約の加入率は、 30代から50代で約40%。 保険の基礎知識↓ https://kichinto.club/knowledge/cancer/cancer02.html 私がが…

希少がん患者にとって「大切な人」、それは…

今まで縁もゆかりもなかった人が、 突然、「自分にとって一番大切な人」になることがある。 たとえばそれは、自分の命さえも左右するかもしれない人。 私の場合、それは「執刀医」だった。 昨年11月に「胸腺腫」という希少がんの疑いを指摘され、 今年1月末…

50代からの肉体と学習意欲。

ひさしぶりにラジオ体操、できた! 「何か運動していますか?」と聞かれて 「毎朝、ラジオ体操を」と答えると、なんだか微妙な顔をされる。 ラジオ体操って・・・・運動って呼べるの? いや、私にもいまひとつ自信が持てないが、 実はけっこう何かに効いてる…

世界でいちばん面白くない闘病ブログ、かもしれない。

2月13日、退院後2週間の外来へ。 「いかがですか、体調は問題ありませんか」と、 いつも通りにこやかなハンサム熊さんドクター。 「おかげさまで痛みもほとんどなくて、鎮痛剤は一度も使っていません。 退院したその日から仕事できたので助かりました~」 「…

“健診行かない派”だった私が、ぎりぎりで希少がんを発見できたワケ。

亡くなった父が繰り返し夢に・・・ 20万人にひとりの希少がん、胸腺腫。 胸骨や心臓の蔭に隠れてレントゲンに写りにくいため、 発見された時にはものすごく大きくなっていたり、 転移や播種を起こして手術ができない場合もあると聞く。 そもそもフリーランス…

手術から1週間。すでに日常感いっぱい・・・

1週間前の今頃は、がん病棟で いやいやながら焼きそばを食べ、 ようやく点滴やドレーンを外してもらっていた頃・・・ そう思うと、ふと不思議な気分になる。 30日に退院し、その日のうちに 急ぎの請求書作成に追われ、 31日は終日自宅でのんびり。 翌土曜日…

手術翌日。「創生のくるしみ」はここに繋がっていたのかも

昨夜はさほどの痛みもなく(鎮痛剤が効いているので)術後なので1~2時間ごとに看護師さんがやってきて体温や血圧を測定してくれる。38.2度くらいの発熱があったが、それほどつらくもないので解熱剤は辞退。そこそこぐっすり眠ることができた。 朝、副担当…

手術終了。胸腔鏡で7センチの腫瘍を摘出。これって、神業じゃないですか!?

アロマテラピストの友人お手製のハーバリウム風オイル。リラックスできる香り 1月27日13:05、担当の看護師さんと手術室へ入室。 私と同年代の方なので、エレベーターで18Fから9Fに向かいつつ、「えー、お孫さんいらっしゃるんですか」「娘、もう30だから・・…

手術当日の朝。執刀医のドクターにエールを!

今週のお題「応援」 昨夜は10時半頃就寝、途中で1回目が覚めたものの、5時過ぎまでよく眠れた。病室の窓から10時の方向にそびえたつ電通ビルを眺めながらストレッチ。 電通ビルを見ると、「早く治って仕事せい!」と励まされているような気が 7時前、副担…

くりっとした腫瘍、かわいいままでいて欲しい

入院患者の一日は長い 入院1日めの続き。 17時頃、主治医の回診。「白い巨塔」状態で6~7人いらっしゃり、「こんばんは、体調はいかがですか」といつものように爽やかなハンサム熊さんドクター。朝から3件肺がん手術をこなしてお疲れのはずなのにすごいなー…

「がんでも長生き」するためには?

「人生初手術」まで1週間。 別にカウントダウンするほどめでたくはないが、 停滞していた物事が動き出すのは良いことだ。 私の胸腺にある約5.5センチの腫瘍。 がんは「悪性新生物」とも呼ばれるが、 まさにエイリアンが棲みついているようなイメージ? ただ…

手術日決定。6泊7日の入院は、ちょっとしたバカンス気分で

仕事の合間を縫うような綱渡りの日程 胸腺腫の疑いを指摘されてから2ヶ月半。 ようやく手術の日程が決まり、来週金曜日に入院することに。 23、24はもともとムービー撮影の予定だったけれど、 諸事情により立ち会わなくて良いことに。 その代わり、2月5日以…

負け惜しみじゃなく、わたし、がんになって良かったかも

がんになることのメリット、デメリット がん患者が、病気と向き合うために有効な方法として、 「ベネフィット・ファインディング」というものがある。 がん患者の心のケアを専門とする「精神腫瘍科」のメソッドだ。 やり方は簡単。 紙とペンを用意し、真ん中…

がんは自分で治せる? 正直わからないけれど、希望だけはもらっておこう( `ー´)ノ

がんが自然に治った人、こんなにいるんだ この年になると、身のまわりにも、 ちらほらとがんの経験者が増えてくる。 その中のひとりがFBにあげていたのがこの本。 ケリー・ターナー著・長田美穂訳「がんが自然に治る生き方」 サブタイトルは、「余命宣告から…

病気だって、ネーミングが大切。コピーライターとして思ったこと。

「お~い お茶」はもともと「缶煎茶」というネーミングだった コピーライターの仕事にはいろいろあって、ネーミングもその1つ。 ブランド名、商品名、会社名、サービスの名称などなど、 私も時々依頼を受けることがある。 何か商品を世の中に出そうというと…

バケットリストを実行したい。いや、まだ棺桶には入らないけど

成長しないで欲しいもの。 成長するって、素晴らしいこと、喜ぶべきこと。 でも、こと病気になると事情はちょっと違う。 希少がんの一種「胸腺腫」の疑いを指摘されて約1ヵ月。 ほぼその診断で間違いなさそうということで、 入院・手術の申し込みはしたもの…