リドヴォーでシャンパーニュ。

ちょっと珍しい病気になってしまったコピーライターの日記です。

日々蓄積してゆく毒素をすっきりと。石坂浩二も八千草薫もいない「やすらぎの里」

1泊2日のデトックス体験ステイへ

f:id:kgrapevine:20191229132724j:plain

伊豆高原の断食施設、やすらぎの里

大人の女は、デトックスが好きだ。

いや、性別に関係なく、ある程度年齢を重ねると

自分の身体に毒素が溜まっていることを自覚する。

 

特に、希少がんの一種に罹っていることを知ってから、

自分の中に形成されたものの正体は、

一種の「毒」なのではないかと思ってきた。

 

そんなわけで先日、伊豆高原「やすらぎの里」で

1泊2日の「デトックスコース」に参加してきた。

 

y-sato.com

基本は断食。

土曜の昼過ぎにチェックインしたら、まずは問診。

続いて、マッサージ、カッピング(吸い玉治療)などの施術・

 

その他、ヨガや気功などのプログラムが充実しているし、

温泉や岩盤浴も入り放題。

それに、数種類のお茶を絶えず飲めるから、

それほど空腹は気にならない。

 

ただ、夜はちょっと長かったかな。

久しぶりにひとりになって、少し内省的な気分に。

 

一人旅は慣れているし、寂しさなんて感じたことなかったのに、

やはり病への不安が影響しているのかも。

 

からだのデトックス、のち、心のデトックス

 

f:id:kgrapevine:20191229132817j:plain

デトックス明けの養生食。これだけでもかなりお腹満足。

 

日曜の朝、養生食をしっかりといただいてからチェックアウト。

 

伊豆高原からスーパービュー踊り子号で湯河原に向かった。

 

数年前、東京から湯河原に移住した友人とランチの約束をしていたのだ。

 

友人はそれほど少ない方ではないと思うけれど、

湯河原在住のOちゃんは、ちょっと特別な人だ。

 

病気のことを打ち明けた、数少ない友人の一人。

しかも、実は約10年前、

「万が一私に何かあったら娘を頼む!」と託したひとなのだ。

 

その当時は、さほど真剣な約束ではなかったが、

自分ががんになったいま、ちょっとだけリアリティは増している。

 

www.miyakami-club.com

ちょっとハイソな雰囲気のレストラン、

宮上倶楽部で美しく手入れされたお庭を眺めながら、

断食明けらしく、サラダとスープだけのランチを。

f:id:kgrapevine:20191229132916j:plain

マッシュルームのスープ。

f:id:kgrapevine:20191229132941j:plain

ドライフルーツとフレッシュハーブのサラダ


 

自分の病気のこと、Oちゃんが最近苦労しているお母さんの世話や

今後の介護のことなど、いろいろと話は尽きない。

 

何しろ、若い頃の恥ずかしいエピソードのすべてを

お互い知り尽くしているから、かなり深い話まで吐き出せる。

 

Oちゃんの家で食後のお茶をいただき、

二匹の猫たちを愛でて、

湯河原からの東海道線で帰路についたころには、

からだも心もすっかり軽くなっていた。

 

f:id:kgrapevine:20191229134250j:plain

16歳のクーは、まったりとおとなしく、人懐こい

f:id:kgrapevine:20191229134339j:plain

やんちゃなクロスケは6歳

 

話すことって、最大のデトックスなのかもしれないな…

 

ちなみに、体重は1.2キロ減、でした。