リドヴォーでシャンパーニュ。

ちょっと珍しい病気になってしまったコピーライターの日記です。

手術翌日。「創生のくるしみ」はここに繋がっていたのかも

昨夜はさほどの痛みもなく(鎮痛剤が効いているので)
術後なので1~2時間ごとに看護師さんがやってきて
体温や血圧を測定してくれる。
38.2度くらいの発熱があったが、それほどつらくもないので解熱剤は辞退。
そこそこぐっすり眠ることができた。

朝、副担当医A(濃い顔・クール系)が来室。
「傷の痛みどうですか?胸腔鏡でやったから、
それほど痛まないと思いますが」
「腫瘍は7センチあったと聞きましたが、
胸腔鏡で出せたんですか?」
「はい。3か所穴を開けて、その中の1つから引き出しました」
「そんなことしたら、腫瘍が弾けてばらまかれたりしないんですか?」
「特殊な袋で腫瘍を包み込んでから引っ張り出したので大丈夫ですよ」

それって、もしかしてかなりの神業なのでは?
やっぱり私の直感は間違っていなかった。
診断から2か月半待たされたけど、W先生におまかせして良かった!

それにしても、わずか2センチほどの穴から
全長7センチの腫瘍を引き出すなんて、何かを連想する。

そうだ、これって、まるで出産?
狭い産道を通って生まれてくる赤ちゃんみたい。

そのとき、94歳の占い師から授けられた言葉、
「創生のくるしみ」が脳裏をよぎり、
すべてが繋がっているような気がするのであった。