リドヴォーでシャンパーニュ。

ちょっと珍しい病気になってしまったコピーライターの日記です。

手術終了。胸腔鏡で7センチの腫瘍を摘出。これって、神業じゃないですか!?

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アロマテラピストの友人お手製のハーバリウム風オイル。リラックスできる香り


1月27日13:05、担当の看護師さんと手術室へ入室。


私と同年代の方なので、
エレベーターで18Fから9Fに向かいつつ、
「えー、お孫さんいらっしゃるんですか」
「娘、もう30だから・・・でも、
出産が大変で腰傷めて手術したから、もう産めないのよう」
「いやあ、うちなんて産むの遅かったから、娘まだ高1ですよー」
なんて話しながら手術室へ。

手術フロアには、全部で15の部屋が。
それがほぼ1日3回転、つまり約45件のがん手術が
毎日行われているそう。

入室して手術台に横になると、まずは痛み止めの硬膜外麻酔、

それから全身麻酔へと進む。
戸田菜穂似の若い麻酔科のドクターに処置してもらう。
ドクターも看護師さんも女子なので、
てきぱきと手順を進めながらも、ちょっとした世間話を挟みながら、
きゃっきゃした和やかな雰囲気。
「そうかーこの人たちにとって、手術は日常なんだなあ」と
改めて思ったりしているうちに泥酔、じゃなくて熟睡。

気づいたときには回復室に寝かされていて、
体中に心電図やら点滴やらドレーンなどがつけられ
身動きできない状態。
喉の奥まで挿入されていた管を抜いてもらうと、
なんだかいがいがして、声が出にくい。
でも、それほどの痛みは感じないし、
ぼうっとしているものの具合も悪くない。

1時間後、ベッドに乗せられたまま個室へ。
待機していたオットに、手術の結果を早く教えろとせかす。
生来の口下手なので説明が今一つわかりにくいけれど、
整理すると以下の通り。

・腫瘍はすべて問題なく摘出できた。
・胸腺がんではなく、胸腺腫。悪性度は低そう。(確定診断は1か月後)
・腫瘍は最大7センチあったが、切開せずに胸腔鏡で取り出せた。
・翌日の午後には歩く練習、食事は昼食から。
・30日に退院し、2週間後に術後外来。その後は半年ごとの経過観察。

7センチもの腫瘍を胸腔鏡で!?
診察の際、4センチ以上あると胸腔鏡では無理と言われていたので、
ちょっと信じられない。
とはいえ、今のところ、これ以上ない良い結果といえるだろう。

脇を5センチ切開したと思い込んでいたから、
そのあたりが痛むような気がしてたが、
胸腔鏡と聞いたら、
いつの間にか痛みが気にならなくなっていた。

それにしても、喉が渇いた。おなかが空いた・・・