見つけてくれて、ありがとう
患者会の「Zoom おしゃべり会」に初めて参加。
「胸腺腫」は20万人に1人といわれる希少がんなので、
同じ経験をした方に会うことはなかなかないし、
病院選びや治療に関する情報も集めづらい。
その結果、とても深刻な状況に陥ってしまう方の多さに、改めて気づかされた。
5年前のCTに腫瘍が写っていたのにもかかわらず
「心膜嚢胞」と誤診され放置してしまった人。
胸腺腫の合併症として知られるMG(重症筋無力症)を発症し、
その可能性を医師に訴えたのに、
「そんな病気のわけないでしょ、ドラマじゃあるまいし」と退けられ、
確定診断までに5年を要し、Ⅳ期にまで進行してしまった人・・・
今回のミーティングに参加された患者さんは、
私も含めて11人。
そのうちの少なくとも4人は、
検査での見逃しが原因で病気を進行させてしまった。
私の場合、昨年自主的に受けた人間ドックで
偶然腫瘍が発見され、速やかに専門医にアクセスできた。
それはある意味「セーフ」というか、感謝すべきことなんだろう。
しかし、ある論文の中には、
「胸腺腫を発症すると、他のがんにかかる確率も上がる」と記述され、
再発への漠然とした不安はある。
なってもいないがんに怯えても何もメリットはない。
まずは現状に感謝しつつ、
がんになりにくい生活を心がけようと改めて思う。
夢ですか?大きな声ではいえないけれど未亡人になることかな
今週のお題「感謝したいこと」