こんなお宿でリモートワークしたい!「里山十帖」
そうだ、温泉行こう
退院から一月半。
手術の傷もだいぶ目立たなくなってきたので、
じんわりと閉塞感漂う東京を抜け出し、
1泊2日の温泉旅へ。
ヘルシーな料理と、
『なーんにもしない』を満喫できる宿がいいなーと思っていたところ、
ふと目に入ったのが、「里山十帖」。
かなりの有名宿で、普段はなかなか予約困難らしい。
しかし、幸か不幸かこのコロナ禍でキャンセルが多発、
数日後の予約をとることができた。
越後湯沢はスキーで何度か来ているが、
さらに二駅の「大沢駅」から送迎バスで約5分。
築150年という重厚なレセプション棟を中心とする
なんとも趣のある外観のホテルだ。
別荘感覚の客室、居心地最高
到着すると、まずはロビーでウェルカムドリンクと
ケーキ&お漬物のサービス。
予約したのは最後の一部屋で、201の「露天風呂付ファミリーメゾネット」。
下階はハンス・J・ウェグナーのソファが置かれたリビングと露天風呂。
上階にベッドルーム&バスルーム。
天然木のロッキングチェアに座って眺める、
住むように滞在できる、居心地の良いお部屋。
とろっとやわらかな美容液風呂と、滋味深い料理。
コーヒーで一服してから、客室と同じフロアにある大浴場へ。
露天風呂からは、残雪を纏った山々が一望できて息を飲むほど。
そしてお湯がまたやわらかい・・・
とろみがあって、まるで美容液のような肌触り。
もともとあまり長風呂は好きではなく、さっと10分ほどで上がったのに、
その後いつまでも湯冷めすることなく、
からだがぽかぽかと保温されていた。
夕食は1階のダイニング「早苗饗(さなぶり)」の個室で。
有機野菜をメインに、旬の魚、ほんの少しの肉を組み合わせた
滋味深い料理の数々。
グリルした野菜に切干大根のソースを合わせたり、
一見「たこ焼き?」と思ったら白子の揚げ物だったり、
1品1品に驚きがあり、
ペアリングのワインや日本酒も絶妙なセレクトで
幸せ過ぎるひととき・・・。
朝ごはんがまた至福
今年は雪が少なくスキー場もすでに営業を終了している越後湯沢。
しかしこの夜は夜半から雪が降り出し、
朝起きたら窓の外はすっかり雪国の光景に。
朝食は、魚沼コシヒカリの玄米と、各テーブルで仕上げてくれるお味噌汁、
出汁巻き卵やイワシの生姜煮、ご飯がすすむお供の数々。
はああ、眼福&満腹~
確かにお値段はちょっと張るけど、
また絶対リピートしたい宿。
こんな美しい自然に包まれて、滋味深い料理をいただけたら、
「がんにならない生き方」が実践できるかもしれないな。