“健診行かない派”だった私が、ぎりぎりで希少がんを発見できたワケ。
亡くなった父が繰り返し夢に・・・
20万人にひとりの希少がん、胸腺腫。
胸骨や心臓の蔭に隠れてレントゲンに写りにくいため、
発見された時にはものすごく大きくなっていたり、
転移や播種を起こして手術ができない場合もあると聞く。
そもそもフリーランスで健診の習慣を持たないわたし、
レントゲン撮影をかたくなに拒んできた。
今回、比較的腫瘍は大きくなっていたものの、
周辺臓器への浸潤はなく、手術でまるっと摘出することができた。
「よく見つかったね」「ラッキーだったね」と言われることも多い。
そんなとき私は思う。
「虫の知らせ」って、本当にあるのかもしれない、と。
昨年の春から夏にかけて、7年前に亡くなった父の夢を何度か見た。
内容はごく淡々としたもので、普段の生活の中に、
あたかもまだ生きているかのような父が登場するというもの。
夢の中の私は、父が故人であることを忘れ、特に不思議にも思わない。
繰り返し見るのでふと気になって、ネットの夢占いを見てみると、
「亡くなってもう何年も経っている親が出てくる場合は、
夢主が危険にさらされていることを教えようとしている」とある。
10年ぶりの健康診断で一発発見
他にも、親しい人が大病を患う、といったことも重なり、
約10年ぶりにきちんとした健康診断を受けてみたのだった。
しかも、人生で初めてのCTとMRIも含まれた念入りなやつを。
そうしたらまんまと、6センチ大の前縦隔腫瘍が見つかったというわけ。
正直言って、小さなころから父は私にとって煩わしい存在で、
あまり相性が良くなかったし、愛情を受けている実感もなかった。
でも、10年ぶりの健診で悪性の病気が見つかったことは、
父からの最後のプレゼントだったのかもしれないな、と。
そして今ふと気づいたのだけど、今日はまさに父の命日!
(本当に今気づいたのです(゚д゚)!
こんな薄情でダメな娘を、助けてくれて本当にありがとう。